コロナ禍の中の転職先 会社内容は経営者を見れば半分判断がつく 

雑記

会社は経営者の判断で行く先が決まるような部分があります。

発展するも停滞するも経営者次第です。一従業員の判断で大きくなることは、一発当てれば別ですが、大抵は経営者の判断で決まってきます。

あなたが転職しようとしている会社の中身を、また方針、雰囲気を感じ取るには、現場を見ることも重要ですが、経営者がどのような人物なのか、どういう考えを持っているかを知ることが、さらに重要です。

では、その経営者の考え方や価値観で、会社がどのようになるのか記してみました。

今回は、転職に直接するわけではないですが読み物記事として公開します。

経営者の事業拡大に対する考え リスクを大きくとれるか

リスクの取り方で将来大きく伸びる会社かそうでないかが分かれます。

リスクを大きくとれる経営者は会社を大きくします

モータ界では日本電産が有名ですが、この会社は創業者が猛烈に仕事をこなしてきたと同時にM&A
によって会社を買収し続けて、今や世界最大のモータ製造会社になりました。

この会社の創業者のリスクの取り方は、例えば設備投資をするときはこうです。

景気の悪い時に大型の設備投資をします。

景気が悪い時は設備投資が減りますので、設備のメーカーや販売会社からすると売れ行きが悪くなるので、値引きをして売ろうとしますね。

大幅値引きにて設備を買うのです。安値で、つまりリスクヘッジにもなっている訳です

 

ユニクロは経営者が変わってから爆発的に伸びて、日本では知らない人がいないくらいの有名で
大きな会社になりました。

この会社は創業者が始めた小さな商店を引き継いだ息子が、リスクをとって大きくしました。

会社事業はギャンブルでありませんので、ハイリスクハイリターンでは困ります。

リスクヘッジをしながらの投資をすることが重要という事です。

失敗した場合の損失を最小限に抑えることをやりながら投資をする、これをできる経営者は、
会社を大きく育てることができます

逆にリスクをとらず、堅実一本槍の経営者は、平均して会社を大きくすることは少ないです。
会社をつぶすリスクは減るでしょうけれども、大きくすることもないのです。

経営者の考えの違いによる企業の育ち方相違 一例

筆者がかつて在籍した電子部品のメーカーA(元、店頭登録、元ジャスダック上場)の社長が、某大手電子部品メーカーB(東証1部上場)と友人同士で、双方がほぼ同時に会社を設立しました。

筆者が在籍していたA社の社長は、石橋を叩いてでも渡らないほどの慎重派でした。

一方、B社の社長はリスクを取って事業を拡大し、会社設立30年経過後にはA社の15倍以上の売り上げ規模に達していました。

経営者の考え方によって変わってきます。

経営者の従業員に対する思い 従業員は単なる歯車? 駒?

経営者が従業員にどのように思っているか、どのような扱いをしているかで、会社の質が違ってきます。

仕事の丁寧さ、品質につながります。

トヨタ自動車は、業界でも製品品質の高さ、満足度が高い会社です。

従業員一人一人の作業が丁寧確実で、設計も適切、品質を製品に作りこんでいく手法に長けているというわけです。

トヨタ自動車の経営者の従業員に対する思いは、人として会社を存在させるために手助けしてもらっているパートナーというものです。

その結果、従業員の働きによって2003年度の会社純利益が初めて1兆円を超えました。

時の社長であった、張富士夫氏は会社の2500名の部長職を全国から一堂に集めて集会を開き、1兆円の純利益を達成したが、部下に無理な仕事を強いて嫌な思いをさせながら達成した利益なら意味が無いので、適切な労務管理をするように、と注意をしたそうです。

全国から部長職の人間を2500人も集めたにもかかわらず、たった25分間の集会だったそうです。

集会に集まった人の中の何%かは、こんなことだけで時間を取られて無駄だ、と思ったでしょうが、
それだけ大事にしたい事柄だったと思われます。

従業員は人であり、会社経営のパートナーということです。

また、トヨタ自動車の現社長の豊田章男氏は、アメリカで自動車の不具合を内容とする品質問題によりトヨタ自動車に対するバッシング問題がありました。

豊田社長はアメリカ議会の公聴会にも呼ばれ、大変な目にあいました。もちろん現地アメリカのトヨタ自動車の工場なども大変だったようです。

そこで豊田社長が工場の従業員たちを励まそうと工場を訪問した時、逆にいつも励まされていたことを知り、感激で涙したとのことです。このことはニュースでも何度も取り上げられていましたね。

この会社も全て従業員にとって良いことばかりではありませんが、それなりの内容だと判断できると思います。

経営者の考えを知る方法 何があるか 情報収集法は

上場会社であれば、有価証券報告書、アニュアルレポートなどがネット上から入手できます。

時間的に余裕があれば、会社の株を保有して株主総会に参加することも一つの方法です。

このところ会社にもよりますが、株の売買単位数が少なく、比較的少額で株を購入することができる時代です。

非上場会社の場合は、あまり参考になりませんが会社のホームページ、業界誌、その他媒体を確認してみる。その会社の商品やサービスを扱っている販売店で販売員に訊く、または会社に直接コンタクトして商品に関する問い合わせをするふりをして質問する、などで情報収集します。

また、その会社を知っている知人、そのた関係者に話を訊くなど工夫も必要です。

まとめ

経営者が会社を左右する、というのは大体当たっています。

オーナー社長ならなおさらです。ほとんどの経営判断は従業員にさせず自分でしますから。

経営者(特に社長)はどのような信念、思想、価値観をもっているか、少しでも知るべきです。

じっとしていても情報は入手できません。会社の内容を見ることができないことになります。

いろいろな手段を駆使しての情報収集が重要です。手間を惜しまないことです。

2020年10月13日
転職キャプテン

 

 

 

 

 

 

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