現職の場合、目の前の仕事をこなしながら転職活動の時間も確保する必要があります。
求人情報や企業情報は、帰宅後に調べることもできますが、実際に面接の段階になると会社に出向かなければなりません。
筆者が実際に実行した方法や、知人が実施していた方法等を基に解説してみます。
これから転職活動を始める、または活動中であるけれど、具体的にどうすれば良いかを考え中のあなたのお役に立つはずです。
営業職など外回りが主な職種の場合
比較的スケジュール化しやすいと思います。
企業調査などの活動のため転職エージェントやその他機関を訪問する場合や、実際に面接のために会社を訪問するときは、外回り活動の一部として組み込むことができますね。
ただ、面接時間の前後予定は十分な余裕を持たせたほうが無難です。顧客での打ち合わせなどの時間が延びたりしたときに面接に間に合わなくなってしまったり、心に余裕を持てなくなってしまわないように注意です。
突発的な仕事上の問題発生などのリスク回避のためには、有給休暇を使って確実に面接が受けられるようにする配慮も必要です。
事務職などの内勤の場合
面接を受ける場合、大体は日中の業務時間中に時間設定されますので困難を伴います。工夫が必要になってきます。
●基本「有給休暇」を利用
確実に、怪しまれないで休みを取ることができますので第一に考えます。
ここで考えないとならないのが、面接が続いてしまう場合です。
一度に複数の会社に応募して、運よく書類選考に何社も通過した場合、何度か面接が続く場合が
あります。
この場合、その都度有給休暇を取る場合、会社から正直何かあったのか、と思われる場合が
あります。
この場合、様々な理由をつけてやり過ごすことも考えられますが、ちょっと厄介ですね。
参考に、理由のつけかたの例を挙げておきます。
例1:「家の給湯器が故障して風呂にも入れなくなって修理を頼んだので・・・」
例2:「親戚が地方からくるので迎えに行かないといけないので・・・」
例3:「子供の学校の面談があるので・・・」
例4:「腰の調子が悪いので、有名なカイロプラクティックを予約できたので・・・」
などです。他にもいろいろと創作可能と思います。
●有給休暇の他、「半日有給休暇」の制度があれば、それも検討
在職中の会社に午前中または午後だけ出社して、応募する企業の面接にも行けるのであれば「半日有給休暇」でも構わないと思います。
面接日設定の注意点
面接は、どうしても応募先の会社を訪問する必要がありますので、外出を伴います。
有給休暇を取る前提で考えると、在職中の今の仕事に大きな支障をきたさないことや会社の同僚に迷惑が掛からないようにしないとなりません。
そのためには、面接日の設定は、応募先の会社と相談をして行うことが理想です。まれに応募先の会社が日時を指定してくる場合もありますが、交渉してみてください。
応募先の会社もあなたとの面談を望んでいるのですから、相談に乗ってくれるはずです。
無理に会社指定の日時に合わせたあとで都合がつかなくなり、日時の変更を申し出るよりましです。
日時の変更は、応募先の会社のスケジュールもあるので良く思われません。2回変更の申し入れをすると、もう結構です、と面接権もはく奪される場合があります。
まとめ
在職中の転職活動は、土日など休日を除き平日は確保できる時間も少なく、特に面接は応募先の会社に出向く必要がありますので工夫が必要です。
有給休暇、半休の取得をスムーズに。会社の業務に支障をきたさないように要注意。
面接が続く場合は会社に怪しまれないように堂々と。
スムーズに応募先会社の面接を受けることができるかどうかは、仕事のやりくりを上手にできるかどうかと同じですので、応募先の会社からすると試験項目ともいえます。
2020年9月26日
転職キャプテン
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