コロナや、米中摩擦によって来年の大卒の内定者が減っているという。
転職市場にとっても厳しいのか、と思われるかも知れません。
動くのをやめておこうか、どうすれば良いか迷ってしまうこともあるかと思います。
過去の事例や、今後のみとおしを解説してみます。
行動するうえでの参考になるはずです。
転職検討者が知りたい実情 今後はどうなるのか
コロナやアメリカと中国のいざこざが原因で大卒内定者が11%減とのことですが、これはあくまでも10月1日現在でとらえた数字です。
自動車、電機業界で内定を減らしている、業界全体で減ってしまっている、ということです。
企業を個別で見ますと、大手企業でも増やしているところが何社もあります。
今後伸びるであろう、新しい通信規格などの分野、自動運転、電気自動車、それに付随する電子回路部品、半導体など、先行投資で採用を増やす会社もあります。
新聞記事の一部分を見ただけで、ダメだと思ってしまってはいけません。
時代の流れ、景気は山あり谷ありです。
ずっと一方向で進むことはありません。この世の中、波動があります。調整しながら変革します。
技術の進歩は進スピードに遅い速いはありますが、必ず進化します。
進化するときは、エネルギーが必要ですので人も投入されます。
その時は新卒、中途を問わず求人があります。今後も求人はタイミングによって多い少ないがありますが、求人はあり続けます。
悲観的になる必要はありません。
求人件数 過去の事例 転職者の可能性は
先に説明したように、求人件数は世の中の景気によって多い少ないはありますが、求人が途絶えることはありません。
重要なのはタイミングです。
ちょっと古い話になりますが、バブルがはじけて不景気になったとき、求人数は全体的に落ち込みました。
会社は軒並み求人数を減らし、大卒も含め内定率が低下しました。
買い手市場になっており、あぶれた学生は、自分の希望しない会社への就職を余儀なくされました。
落ち込んだ学生は大勢いたはずです。
しかし、この不景気はづっと続くものではなく、バブルがはじけて5年後に、PCに革命が起きました。
ウィンドウズ95というOSがマイクロソフト社から発売され、それを組み込んだPCが各社から発売され、活況を呈しました。
ほぼ同時期に、携帯電話が急成長し、電機業界、半導体業界は工場を止める暇もなく注文通りの部品供給が出来なくなってしまったこともあったほどでした。
もちろん、その頃は電機、半導体業界の新卒、中途の求人も増えました。
この時、先に述べた、バブル崩壊直後に希望する会社に就職できなかった学生の一部は、より良い条件の会社へ転職したのでした。
タイミングです。
一回失敗したとしても、チャンスはあるんです。
その後、やはり波がありますから少しずつ下火になってきます。電子部品もだぶついてきて、値崩れもありました。
でも、いつまでも続きません。
その後、記憶にある人も多いと思いますが、ITバブル到来です。2000年ころですね。
電機や通信会社の株価が異常なほどに値上がりしました。
ヤフーも例外ではなく、創業当時から居た受付のアルバイトの人が上場前から株をもっていたので億万長者になった、という話は業界では有名でした。
転職市場も多少、波がありますが、常にチャンスを見計らって動くときには動く、という事をすれば挽回することも可能です。
まとめ
世の中は浮き沈みがあります。
その浮き沈みを見極め、動きを敏感に感じ取りながら、その力に逆らうことなく社会に適応させれば必ず成功します。
但し、日ごろの準備は必要です。
何度も言いますが、一時期の事象で判断して、ダメだ、などと思わないことです。
タイミングです。
2020年10月19日
転職キャプテン
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