本日の日経新聞を何枚かめくりながら眺めていると、「日経転職版」が誕生したという大きな広告ページがありました。
世の中、新型コロナウィルス感染拡大で大きな経済的なダメージを各方面に広げている中、「転職」という言葉が躍ったように見えました。
一見、世界的に意気消沈したところから、いかに復活させていくかの頑張りどころで、まだ職を失う人が増えているというニュースもある中、転職を後押しするアクションを取られている部分も垣間見ることができます。
日経転職版誕生に対する私なりの見方を、求人側、求職側の観点に立って述べてみます。
転職をお考えのあなたに今後の行動の仕方、マインド形成の一助になると思われます。
求人情報の収集に利用価値あり
日経転職版は、求職者が効率よく求人情報を収集する方法としてはプラスになると思われます。
大手企業中心に、企業からの直接応募求人と、人材紹介会社(エージェント)経由での求人情報が寄せられるようです。
ですので、検索をすれば探し出せるという仕組みですね。
もし既に他のサイトなどに登録してあったとしても、そのサイトでは扱っていない案件がある可能性がありますので、複数のサイトで検索する価値はあります。
情報入手先は多く持っておくべきです。
転職ニーズと、中途入社者が求められる時代に
世の中の仕組み、考え方が変革期にある今、転職も当たり前になってきています。
20年前ころからは、大手企業も積極的に中途採用の枠を増やし始めていますが、単なる人員補充ではありません。
会社が変わるために、今までの人員では対応できないため、他の企業から会社の求める能力を持った人を採用するという内容です。
そういった求人案件に合致する転職希望者がいた場合、うまくマッチングすればWIN-WINの状態で目的を達成させることが可能です。
世の中の動きも大きく変動する状況下、企業も労働者もうまく適応していかないと停滞してしまいますので、求人ニーズと、それに応える転職(求職)ニーズが必然的に増えていきます。
ただ転職のきっかけや目的は人それぞれですが、自己納得が条件であってほしいです。
企業の人材獲得に対する真剣度
企業も世の中の動きに合わせて拡大・存続するため、人材獲得にはあらゆる手段を使っているんです。
真剣そのものです。
この日経転職版の、直接応募求人を出しているとされる企業も日本を代表する企業も多数あります。
このような企業でさえも、いくつかのルートを経由してまで募集している、ということです。
広く優秀な人材情報を求めて、ある意味厳選して、企業の目的を達成させようとしています。
こういう事例もあります。
日本最大の自動車メーカー〇〇〇自動車は、ある大手電機メーカーの事業所最寄駅の構内に人材募集の看板を出したことがあります。
「あなたの技術を当社で生かしてみませんか!」 という大きな看板です。
自動車業界の変革もすさまじいですね。
自動車も昔の鉄の塊にタイヤを付けて転がしていた時代から、最先端の電子部品を多数装備して自動運転も可能な走るコンピューターみたいになってきつつあります。
以前の機械屋さんが電子機器メーカーのような体制に移行しているわけです。以前は機械屋さんでしたから、電気関係に詳しい人がいないわけですから外から入れるしかないですね。
こういう動きはいたる業界で起こっています。
自動車のみならず工具関係も、以前は木を切り倒すのにエンジンを使用したチェンソーが主流でしたが今では、リチウムイオン電池を使用したモーター駆動のチェンソーが普及しだしています。
建設機械も電子化が進んでいます。以前は自動車と同じく鉄の塊でしたが、今では最先端の電子部品を搭載して遠隔で稼働状況や故障診断も可能になってきています。
従来の産業に新たな機能が付加されることによって、従来では持っていない技術、仕事が入ってくるため自社で対応できない場合は、それに対応できる人を外から採用する必要がある、ということです。
ニーズはどんどん生まれてきます。そのニーズに対応するべく企業は全力で人材獲得を狙います。
まとめ
世の中に変革がある限り、企業も変革に対応していく必要性があるので新たなスキルをもった人材の獲得が必要である状態が継続します。
求人情報を効率的に収集し、タイミングよく応募するためには日ごろの準備が必要ですね。
いろんなサイトからの情報収集はもちろんですが、筆者としては行動を伴う情報収集活動も推奨します。
コロナ対策をしたうえで、外での活動も併用、他の人とはちょっと違った独自の手法も取り入れて
情報収集などあると思います。筆者は良く得意先を利用していました。
2020年9月25日
転職キャプテン
コメント