あなたが今と違った業界で働きたいと思い立った時、何を考えるでしょうか。
多分難しいんじゃないかな～、と普通考えると思います。
そう考えてしまうと、行動に消極的になって自分の望む方向に進めなくなってしまいます。
一度の人生、悔いのないようにどのような思考で転職活動に臨めば良いか、どうすれば違う業界に条件良く転職できるか解説します。ぜひ最後まで読んでみてください。
まず違う業界へ応募するときの武器を準備する
【武器の準備１】まず書面と口頭で自分の強みを人に納得させられるレベルまで高める
採用する側からすると、違う業界にいる人に対しては同じ業界にいる人に比較して少々距離感を持ちます。これは当然だと思います。
A.今までに自分が達成した顕著な実績をリストアップする
自分をPRするときに利用する題材を選ぶということです。
これは誇れる、というものを残らず思い出してみてください。
B.顕著な実績を、着手したときから成し遂げた時までにあった大きな出来事を羅列する
その出来事が起こった原因と結果、その後の展開を思い出す。
C.その原因と結果は、どうコントロールして後に続けたかを分析する
あなたの調整能力、問題解決能力を物語ることができるようにする作業です。
仕事とは問題の解決によって進めていくものですから。
D. 上記AからC.を案件ごとにストーリー化して、常に良いパフォーマーであることを示す
応募書類への記載により、それを読んだ第三者が理解、納得するレベルまで。
面接で説明を求められたことを想定して、口頭での説明で納得、感動させられるレベルに達するまで、表現内容を吟味する。
協力者がいれば、手伝ってもらう。友人、転職エージェントのコンサルタントでも構いません。
第三者に評価してもらいます。
【武器の準備２】今度の業種に関する、自分の経験した関りを探す
会社での仕事経験はないけれども、学生の時にアルバイトしていた経験がある、などがあれば、その時の思いを語れると思います。
例を挙げてみます。筆者は学生時代に証券代行会社で株式の名義書き換え事務のアルバイトをしたことがあります。（注意：今の時代、こんなアルバイトはありません。）
電子部品メーカーから証券会社に転職したい、といった場合、このアルバイト経験を引き合いに出します。
「証券業界とかかわりを持ったことがあります。学生時代に株式の名義書き換えの事務アルバイトをしたことがあり、株式の仕組み、世界情勢を反映する市場の動きを体感しながら仕事に取り組めるので、この業界に身を置きたいと考えたのであります！」
などと少しでも具体的に訴えることができます。
自分にはそんな関りはないんだけどなー、というあなたは、ある程度人生を歩んできているわけですから、何か関連付けられる物事があるはずです。
会社は違う業種から当たり前に中途採用している
会社は、在籍している社員が全員同じ思考法、価値観、倫理観、仕事の仕方であっては、会社が正しい方向に進まないことを知っています。
いろいろな能力の社員がいて、会社はバランスが取れます。
社員が皆、船頭さんだったらどうなるでしょうか。想像がつきませんか。
一般的に多かれ少なかれ、違う業種からも中途採用しています。
某大手の電子部品商社は一時期、中途採用者は異業種からの採用に限る、という方針を取っていて異業種のやりかたで良いところを積極的に取り入れ、以前のやり方と融合させ会社も急成長しました。
そういうところもあるくらいです。
注意も必要 応募条件が、ある職種の「経験者に限る」、となっている場合
即戦力を求められている場合は、求人先の企業にダメ元で確認してみましょう。
あなたが対応能力に長けていて、少しの勉強で即戦力になれるなら可能性はあるのではないでしょうか。
いくら経験者でも、パフォーマンスの悪い経験者よりマシと言えます。
これをやるのに上記で説明した「武器」を準備するのです。
採用条件はどのようなになるのか
会社方針、業界によって違ってきます。
何を基準に良い悪いを判断すればよいか一概には言えませんが、概ね以下のとおりです。
条件が良くなる場合
給与水準が高い業界への転職
例えば宿泊サービス業から製薬業界へ転職する場合は、転職先の企業も平均的に良い場合が多いですので、あなたの社会人経験年数、年齢などがその企業の給与テーブルに当てはめると自動的に前職の条件を上回る現象が起こります。
あなたが仕事に役立つ資格を持っている場合
経理担当者であれば、簿記、税理士、公認会計士などの資格を持っている場合は、前職の給料を上回る条件になる場合もあります。
あなたが前職で著しい成績を上げ続けている場合
前職で良い販売実績、コストダウンなどの実績を挙げ続けている場合などは、会社を移ったとしても再現性があると考えられるため、期待度が大きくなり条件が良くなる場合があります。
まとめ
違う業種、業界へ移るには難易度は上がりますが、それなりの準備をすること【武器の準備】を
する必要があります。
武器の準備をするためには自己分析が必要です。
自己分析の結果を、有利に魅力的に見せるための表現をし、書類選考を突破できるような応募の
やりかたが求められます。これを抑えると失敗を減らすことにつながります。
２０２０年１０月３日
転職キャプテン
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