世の中の会社は、労働者の敵といえるブラック企業とホワイト企業に分かれます。運悪くブラック企業にかかわらないよう、最初から排除して転職活動を効率良く行いたいものですね。
どのような項目、事項に注意すればブラック企業に引っかからないか、見るべき
注意すべきポイントを転職サービス機関別に解説します。
非常に重要な項目なので、シリーズ化(全7回)して解説を行います。
予定項目は、
1.企業調査・検討段階
①ハローワーク求人情報に対して
②転職エージェント求人情報に対して
③知人、コネ求人情報に対して
2.面接段階
①ハローワーク求人応募に対して
②転職エージェント求人応募に対して
③知人、コネ求人応募に対して
面接段階になれば、企業調査、応募段階で見抜けなかったブラック企業も、それとなく感じることができるでしょう。二次面接で経営者が面接官であれば、なおさらです。
3.入社してしまってから
この段階で気付いても遅いですが、対処の仕方はあります。
本日は、
1.企業調査・検討段階 ①ハローワーク求人情報に対して
解説します。
ハローワークの求人コーナーにあるパソコンに入っている求人情報を自分で閲覧するわけですが、応募しようと思う求人情報をよく見てください。
ポイントは
職務内容
具体的に何をするのかが明確に記述されているか見ます。
曖昧でないかどうか。
例:飛び込み訪問はありません。固定客相手のルートセールスです。
ハローワーク掲載企業は中小企業が多く、営業担当の求人の場合は
新規顧客開拓業務を期待するケースが多いため、入社後、職務を単なる
ルートセールスから新規開拓要員に変更の可能性が大きいです。
通勤手当
月額***円まで、と制限が付く場合が多いです。
この金額が、常識から考えて明らかに少ない場合は、あらゆる面で会社がかなり経費を抑えていると考えられます。不自由に感じる場面が多くなります。
こういった場合、通勤手当以外にも、何かと経費を節減している可能性があります。
例として笑ってしまう会社があります。経費を節約するあまり、会社で購読している新聞も処分する場合、事業ごみ扱いになるため事務所の片隅に積んである。
コピー機(複合機)が故障したけれど、修理を頼むとお金がかかるのでそのまま放置し、粗大ゴミ化している。空いた口がふさがりません。
賃金
・月額の構成を見ます。
基本給と、その他の割合を見てください。みなし残業代が3分の1、ひどい場合は2分の1程度の会社があります。
注意深く見ると、入社3か月間は基本月額の90%支給、など一定の割合で差し引いた金額を支給する、という条件の場合もあります。
これは、大手、ホワイト企業でもありますね。
・次に問題なのは、入社後1か月以内に退職した場合は、時給1,000円に換算して支給するなど、という場合です。
これは、入社後すぐに退職する人が多い、という事を物語っています。
会社も、すぐに退職する人に、まともに月額賃金を支払いたくない、という意思表示です。
社会保険
厚生年金、健康保険、雇用保険加入、と記載されています。
日本の法律で義務付けされていますから当然です。
気を付けなければならないのは、「入社2か月目から加入」などと、
書かれている場合です。ひどい場合「3か月目」という会社もあるんですよ。
これは明らかに違法行為ですが、存在します。
これも賃金の項目で解説しましたが、入社後すぐに退職する人が多いためです。
会社としては、すぐ退職する人のために保険料を支払いたくない、という本音が垣間見られますね。
まとめ
ハローワークの求人票の各項目を良くみれば、会社の姿勢が見えてきます。
自分である程度判断し、ハローワークの相談員に当該企業の登録情報としてブラック情報などがないかどうか確認してみましょう。
ハローワークの相談員が扱うパソコンの企業情報内容には、過去問題になった事例や、ブラックに関する情報が登録してあります。
気になったことはハローワークの相談員に、当該企業に電話して確認してもらいましょう。ある程度のことは、その場で電話してもらえます。
次回は、転職エージェント求人情報に対するブラック企業判別法を解説します。
早めにアップしたいと思います。
2020年9月15日
転職キャプテン
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