現在ガソリンエンジンが主力のSUBARUの車が川崎港に整列していました。
海外ではEV化の流れが加速してきていますが、SUBARUはEV対応が遅れているとされるメーカーです。
川崎港の船積み場のすぐ横にSUBARUの輸出拠点があるのですが、2021年3月7日時点で多くの車が並べられていました。
日本国内では既に販売終了になっているWRX STI(日本ではVAB型と言っているやつ)も輸出向けには生産しているんですね。STIは2.5リッターターボエンジンのようです。普通のWRXは2.0リッターターボ。
アメリカ、その他ではまだ販売していてアメリカスバルのWEBにも出ています。
アメリカでも脱内燃機関化をすすめるようで、アメリカビッグスリーもEVやFCV(燃料電池車)の研究を行っています。
このような内燃機関中心からEV,FCV化の流れにある世の中、SUBARUがEV化しないでガソリンエンジンと一部のハイブリッド車だけでやっていけるのか心配になるSUBARUファンもいらっしゃると思います。
SUBARUも生き残りをかけて戦略は練っており、今後の動きをみてみましょう。
SUBARUの現況
水平対向エンジンを特徴とするSUBARUは、ガソリンエンジンで勝負してきたメーカーですが、昨年はWRX STI や、旧型REVORGなどが販売終了になり、新型が出るまでの間、販売できずの状態が続きました。
昨年の秋にやっと新型REVORGが発売になり、やっと販売できる主力車種が出てきたという感じになりました。この新型REVORGは好調なようで、最近は結構見かけるようになり、スキー場に行っても必ず何台か駐車しています。
このREVORGのエンジンはガソリン1.8リッターターボ、いわゆるダウンサイジングターボエンジンですね。
単に出力、馬力を狙ったエンジンではなく、低回転からトルクフルで扱いやすく、それでいて力強い走りを楽しめる内容になっているそうです。
WRX STIに搭載されていたEJ20ターボエンジンは、WRXSTIの生産販売終了と同時に生産終了になりましたが、このエンジンは設計が古く、もう最近の燃費規制などに合致しなくなってしまったので、新規設計のエンジンが必要になったからという理由です。
REVORG向けには新規設計のエンジンを搭載し、できるだけ環境対応をしようという意思の表れです。XVにはハイブリッド車の設定はありますが、まだまだSUBARUはガソリン車で勝負している、というイメージしかありません。
SUBARUの今後 EV化はどのようになるか
SUBARUはしばらく内燃機関とEVの両方をバランスよく市場に投入すると思われます。
それを行いながら2030年代にはすべての車種をEV、電動技術を搭載する、という方針にあるようです。
SUBARはTOYOTAと組んでいますね。FRスポーツカーのBRZもTOYOTAと共同開発するなど、TOYOTAとの関係が深いです。
TOYOTAの保有する電動化技術を応用、搭載するのでしょう。SUBARU単独での技術開発は、莫大な費用がかかりますので現実的ではありません。このような状況下、やはりSUBARUはTOYOTAと組む必要があったわけです。
現在、SUVのSVXでハイブリッドを出しており、この先近い将来ハイブリッドの車種は少しづつ増やしていくものと思われます。
電動化の流れは世界的で、EVかFCVかはともかく、脱内燃機関、という流れに乗らざるを得ない状況です。これに対応できないと企業の存続は不可能になりかねません。
本当に大きな変革期にあると言えます。
自動車業界の動きは
自動車業界も、今までになかった考え方、技術、部品などが必要になってきています。部品も過去から販売している標準品だけで対応できなくなってきています。
自動運転などの領域が出てきており、今までにないソフトウェアの開発も増えています。今までやったことのない仕事内容が自動車メーカーに増えてきています。
人材の確保競争が増えています。特に今は100年に一度あるかないかの大変革期といわれているように、本当に変わってきています。
筆者も自動車に使用される部品製造業にいますが、それを感じます。
自動車業界に身を置こうかと検討している場合、相談してみてはいかがでしょうか 転職エージェント
●20~30歳代をターゲットに、転職トレーニングを提供しているエージェントで、あなたを転職市場で評価される各種応募書類の作成方法から面接対策まで、しっかりマンツーマンで受けられることが特徴
●正社員での就職・転職を希望する18歳~28歳を対象に、経験、学歴不問、幅広い経歴を考慮しながら最適な転職成就を共に目指すプログラムが充実
まとめ
自動車業界は今、大変革期にあります。
社会の流れを冷静に観察し、情報収集をすることによって本質がみえてきます。
自分自身のポリシーはしっかりと持って行動すれば目標到達も短期間で可能になると思われます。
自動車業界には機会がたくさんあると判断できますので、何をするにもチャンスがあります。
筆者も部品の拡販、新規開拓を推し進めます。
<関連記事>
今現在を考えて 景気の良い業界 転職しやすい業界 注意事項は?
コメント